● 1代目の車両は、オーディオ誌ライターの石田功氏のMGです。
今回、愛車のMG-Fにフェーズのmogami model722tiiを積んでみようと思ったのは、サウンドアップ誌のテストで試聴したのがきっかけです。まず、コンパクトなボディサイズがいい。同時に試聴した某社のアンプもクオリティの良さではかなり気に入ったのですが、なにしろMG-Fに積むには大きくて重すぎる。コンパクトで高音質のアンプを探していたときに出会ったのが、フェーズのmogami modelだったわけです。 その時の印象は、さすがに超低域の力強さでは大きくて重いアンプにはかなわないものの、それ以外の帯域はバランスが良く質感も高いな、ということ。滑らかで品が良く分解能に優れた、ホームオーディオっぽい音を聴かせてくれました。ちょっと気になった低域にしても、同時に試聴したアンプと比べた場合の話で、一般的にみると低域解像度は高く、ベースなどの低音楽器もほどよく引き締まった質感の高いものです。 
実際に、クルマに搭載してみても、やはり同じ印象です。全帯域にわたって、クリアでナチュラルで滑らか。中低域から中域に厚みがあり、音楽を生き生きと再現してくれます。また、音場の広がり感や奥行き感の再現性と、音像フォーカスも優れたもの。おそらく、チャンネルセパレーションの良さと、左右チャンネルの誤差の少なさが関係しているものと思われるんですが、スピーカーの搭載位置を意識させずに(フロントスピーカーはキックパネルにインストール)、フロントウインドウの高さの空間に、奥行きを伴ってリアルな音場が展開します。これには感激です。722tiiを2台使用し、1台をフロント用に、もう1台はブリッジしてサブウーファー専用に接続しているため、試聴時に少し気になった低域もまったく問題なし。MG-Fはミッドシップのオープンカーだから、走行中のエンジン音や風切り音など、外部ノイズがかなりうるさいのですが、それにも負けない力強く芯の通った低音を再生してくれます。左右独立のゲイン調整のつまみも重みがあり質感の高いもの。連続可変ではないので、レベル調整がしやすいのもうれしい部分です。できれば、4チャンネルモデルもラインアップに加えて欲しいと思っているのは、僕だけでしょうか。

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